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【初心者向け】初めてのアウトドアナイフおすすめ4選!

ナイフと斧

キャンプやアウトドアを始めると、今まで興味もなかったけどナイフってなんだかちょっと気になってきませんか?

「使ってみたいけど種類も多いし、何を買えばいいのか分からない、、」

そんな、初めてナイフを買ってみようと思っている方に、
実際に僕が何年も使ってきたものの中から、最初の一本にオススメなアウトドアナイフを紹介します!

この記事でお気に入りナイフを見つけて、是非次のキャンプでナイフデビューしましょう!

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1.オススメなアウトドアナイフはコレ!

OPINEL(オピネル)~フォールディングナイフ系~

まずはフォールディングタイプ(折り畳み型)から。

1本目はOPINELです。

カーボンスチール #9

オピネルはフランスのメーカーです。
ジョセフ・オピネルが1890年に考案した時から基本デザインは変えることなく
現在も生産されています。

ニューヨーク近代美術館にも収蔵されています。

オピネルのサイズバリエーションは豊富☆

オピネルはサイズによって#2から#13まで、
数字が大きくなるほどサイズも大きくなっていきます。

初めて買うなら#8~#10番あたりが一番使いやすいですよ。

刃も薄いので、キャンプで調理に使うのにもいいですね!

このくらいのサイズがちょうどいい☆

OPINEL カーボンスチール #9

柄素材ブナ
刃素材カーボンスチール
刃長約90㎜
重量57g

オピネルは折り畳み式ですが、ブレードのロックがかかるように出来ています。

ブレードが不意に折り畳まれたり、飛び出したりを防いでくれます。

ロック状態。
ロック解放。
刃を出した後もこのようにロックリングを回してロックします。

材質はステンレスとカーボンスチール(炭素鋼)の二種類☆

ステンレスはサビに強いので、扱いに慣れない初心者にもオススメ。

カーボンスチールはサビやすいので使用後の水分の拭き取り等、
扱いに注意ですが、きちんと研げば切れ味は抜群です!

道具いじりが好きな方はカーボンスチールがオススメですよ!

自分の道具として手をかけてやると愛着が湧いてきますよね☆

僕は迷わずカーボンスチールにしました!

こちらはカーボンスチールモデルです。
折り畳めばとてもコンパクト。

それぞれの見分け方は簡単☆

ブレードに刻印があります。

ステンレスは「INOX」

カーボンスチールは「CARBONE」の文字が刻印されています。

オピネルと言えば黒錆び加工?

オピネルといえばよく話に出てくるのが黒錆び加工ですよね。

オピネルに限らずカーボンスチールのナイフにはこの処理がよく用いられます。

黒錆加工とは?

カーボンスチールのブレードをあらかじめ黒錆びの被膜で覆うことによって赤サビを防ごうというもの。

加工方法はネット上でたくさん紹介されていますね。
ここでは簡単に手順を。

手順

  • ナイフのブレードを脱脂
  • 濃い紅茶を作る
  • 酢を入れる(紅茶と酢の割合が8:2~7:3くらいで)
  • 数時間ナイフのブレードを漬ける
  • 水で流してからしっかりと乾燥させる

  こうなります!

と、こんな感じです。

以上の処理を行うと刃が黒くコーティングされ赤サビが出にくくなるというわけです。

ナイフのハンドルは水に浸かると木が膨張しブレードの開閉の動きが渋くなってしまうので、水には漬けないように気を付けて!
濡れた場合は早めに水分を拭き取りましょう。

価格もリーズナブル

オピネルは価格の安さも最初の一本には持ってこいです!

サイズも豊富で男性、女性問わず自分にピッタリの一本が見つかるはず!

■ オピネル #9 カーボン
■ オピネル #9 ステンレス
■ オピネル #12 フォールディングノコギリ

こんなノコギリタイプもありますよ^^

②MORA KNIV(モーラナイフ)~シースナイフ系~

次に紹介するのはシースナイフ系からモーラナイフです。

シースナイフとは刃と柄が固定されていて、シース(鞘)に収納するタイプのナイフです。

このモーラナイフは北欧スウェーデンのモーラ地方から生まれたナイフです。

種類もたくさんありますが一番人気のコンパニオンを紹介します。

モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー

MORAKNIV COMPANION HEAVY DUTY
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ

柄素材ラバー
刃素材カーボンスチール
刃長約104㎜
全長約224㎜
刃厚約3.2㎜
重量101g
生産国スウェーデン

このヘビーデューティーモデルは刃厚が3.2㎜もあります。
普通のコンパニオンは2.5㎜なのでかなり厚みが違いますね。

刃が厚い為、オピネル等にくらべると調理にはちょっと使いづらいです。

プラスチック製のシースはベルト等に付けられるようになっています☆

・こちらも材質はステンレスとカーボンスチールの二種類☆

このコンパニオンヘビーデューティーもステンレスとカーボンスチールがあります。

カーボンスチールはオピネルと同様に黒錆加工ができますよ☆

こちらはカーボンスチール。

・ブッシュクラフトに最適

このナイフを持つきっかけとなったのはブッシュクラフトです。

ブッシュクラフトって何?」っていう方の為に。

bush(ブッシュ)=茂み、広義の野外
craft(クラフト)=作る
直訳するとこうなります。

ブッシュクラフトとは?

可能な限り最小限の装備で自然の中にある木々や葉などでペグや箸、シェルターなど必要な道具をナイフやロープワーク等で作りながらサバイバル技術を遊びとして楽しむのがブッシュクラフトです!

2017年にこのブッシュクラフトの日本の第一人者 
川口 拓先生のブッシュクラフトアドバイザー講習への参加がきっかけでこのモーラナイフを買いました!

当時の様子。
川口先生、とってもラフ(笑)
ロープワークやシェルター作り等色々学びました。

一泊二日でたくさんの事を教えてもらいました!


ブッシュクラフトをもっと知りたい方はこちら↓の川口先生の本がオススメ!

・このナイフはとにかくタフ!

バトニングでガンガン叩いても大丈夫!

ブッシュクラフトではナイフの刃の背を木で叩いて薪を割ったり(バトニングといいます)
ハードな使い方もする為、オピネルのような折り畳み式やマルチツールタイプのナイフには向かないですね。

グリップも滑らないし握りやすい!

その点このコンパニオンヘビーデューティーはハードに使ってもとにかくタフ!

価格もオピネルと同じくらいでリーズナブルなのでハードにガンガン使いたい!
ブッシュクラフトを始めたいって人には間違いなくオススメの1本ですよ!

■ モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー

③Leatherman(レザーマン)~マルチツール系~

続いてはマルチツール系ナイフからレザーマンです。
マルチツールナイフといえばスイスのVictorinox(ビクトリノックス)が最も有名ですよね、
赤いボディーに十字のマークのナイフは皆さんも一度は見たことあると思います。

対してレザーマンはアメリカのメーカーでプライヤー付きのマルチツールナイフとして有名になりました。
映画「スピード」など映画やTVドラマなどにも登場してさらに人気が出ました!

レザーマン WAVE

Leatherman WAVE

Leatherman(レザーマン)も数多くのモデルがあります。
その中で僕が愛用しているのがWAVEというモデルです。

現行のWAVE +(ウェーブプラス)ではなく旧型になります。

WAVE PLUSは交換可能なステンレス製ワイヤーカッターを装備したプライヤーになりました。

旧型WAVE。
畳めばコンパクト。
ツールはこんなにたくさん!

Leatherman(レザーマン)WAVE

装備ツールは以下です。

  • ニードルノーズプライヤー
  • レギュラープライヤー
  • ワイヤーカッター
  • エレクトリカルクリンパ―
  • 420HC直刃ナイフ
  • 420HC波刃ナイフ
  • ノコギリ
  • ハサミ
  • 木工/金属用ヤスリ
  • ダイヤモンドコーティングヤスリ
  • ラージビットドライバー(プラス、マイナス)
  • スモールビットドライバー (プラス、マイナス)
  • マイナスドライバー
  • 定規 (19cm/8インチ)
  • 栓抜き/缶切り
  • ワイヤーストリッパー

まさにポケット工具箱!

この小さいボディーにこんなにたくさんのツールが内蔵されています!

マルチツールというと、一応その機能はあるけど作りがちゃちくてすぐ曲がったり、壊れたりと、実用に耐えない物も多い中、
このレザーマンの各ツールはサイズこそコンパクトですが、どれもガチで使える本物です!

このプライヤーがレザーマンならでは☆

実際キャンプでも、緩んだ椅子のネジを締めたり、プライヤーで熱いものを掴んだり、
ランタンやバーナーのちょっとした修理からサングラスのネジ締めまで、持っているナイフで一番、出番の多い相棒になっていますよ☆

他のナイフは持って行かなくても、これは必ずキャンプに毎回持って行っています。

さらに25年保証という長期保証がメーカーの製品に対する自信が表れていますよね。

レザーマンは種類がほんとにたくさんあります。

自分の欲しいツールが詰まったレザーマンを見つけましょう!

■ WAVE PLUS
■ CHARGE PLUS TTi
■ SIGNAL COYOTE TAN

④KELLEM KNIVES(ケラムナイフ)~シースナイフ系~ 

ケラムナイフ ウルヴァリン プロ

このナイフもモーラナイフ同様シースナイフですが、
この美しいハンドルやデザインに惹かれて購入しました。

KELLEM KNIVES(ケラムナイフ)は北欧フィンランドのメーカーです。
プーッコと呼ばれる北欧の伝統的なナイフのスタイルです。

KELLEM KNIVES Wolverine PRO(ケラムナイフ ウルヴァリン プロ

KELLEM KNIVES Wolverine PRO(ケラムナイフ ウルヴァリン プロ

全長19.9cm
刃長約7.9cm
刃厚約3.2mm
重量88g(本体)
刃材SPT カーボンスチール(炭素鋼)
ハンドルカーリーバーチ(樺の木)
シース本革

このナイフは細部まで造形がすばらしくてとても気に入ってます!

とにかく美しいデザイン☆

皮のシースもステキです☆

キレイなハンドルと絶妙な形状。
僕が持っているナイフでも一番のお気に入りです!

北欧のデザインっていいですよねー

本革のシースもよくできています

シースとナイフの収まりもとてもよいです。
革は丈夫で使い込むと味が出てくるのもいいですね。

このナイフとの相性もばっちりです☆

手に馴染んでとても握りやすいハンドル。
質感もとてもいいです☆

このハンドルは見た目も良いですが握ったときの質感と人の手にスッと馴染む形状がほんとによくできているナイフです。

切れ味抜群で細かい作業にも◎

このウルヴァリン プロは刃長が7.9cmと短めです。

刃厚こそモーラナイフ コンパニオンとほぼ同じですが、
刃長は100㎜以上あるモーラナイフと比べるとずいぶん短いですね。

刃厚はほぼ一緒。
ベベル(傾斜部分)幅が広い。

この他に刃のベベルと呼ばれる傾斜部分の幅がコンパニオンに比べるとウルヴァリンは幅が広くなっています。
刃の背に近い位置まで傾斜がついているので、木材にもスッと入り込み細かい細工もしやすいですね。

流行りのフェザースティックも作りやすいですよ☆

実際このナイフを使って。木から一本のスプーンを削り出しました!

切れ味抜群でここまで意外と楽にいきますよ。
形になってきました。

切れ味のよい短いブレードでこういった木細工にも最適です☆
こういう作業も切れない道具では変な力が入ったりと怪我の元になりますよね。

切れない包丁が一番危ないですからね。

完成品☆
見た目は良かったけど、娘には食べづらいと言われました(笑)

ウルヴァリン プロ 
北欧系が好きならオススメの一本です。
デザイン、切れ味、どれもすばらしいナイフですよ☆

とにかくカッコいいから!という選び方もありだと思いますよ!

3.ナイフで注意すること

携帯には細心の注意を

ナイフ等の刃物の所持は銃砲刀剣類所持等取締法いわゆる銃刀法で規制されています。

刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物については、何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。

銃砲刀剣類所持等取締法第22条

とあります。
※一部、ハサミや政令で定める種類の折り畳みナイフは8センチまで。


ただし6センチを超えていなくても正当な理由がなければ以下の軽犯罪法の取り締まりを受ける可能性もあります。

正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は、拘留又は科料に処する

軽犯罪法第1条2号

キャンプでの使用は正当な理由と考えられますが、特に注意するべきはその携帯方法です。

ナイフを入れたケースをベルトに付けて街を歩いたり、キャンプが終わっても車の中に置きっぱなしにするのはやめましょう。
理由なく持ち歩いていると誤解されないよう管理は慎重に!

4.まとめ

オススメナイフお値段国別特徴
OPINEL(オピネル)リーズナブルフランスバリエーション豊富、女性にもオススメ!
MORA KNIV(モーラナイフ)リーズナブルスウェーデンタフ!ブッシュクラフトに最適!
Leatherman(レザーマン)高めアメリカ何でもできる!万能最強マルチツール
KELLEM KNIVES(ケラムナイフ)高めフィンランド切れ味最高。デザイン◎

いかがでしたか?アウトドアナイフといっても種類は様々です。
実際に使っているナイフから僕なりのオススメを紹介しました。

自分のスタイルにあったベストな一本を探してみてください!

お気に入りのナイフでアウトドアスキルをワンランクアップしましょう!

皆さんのナイフ選びの参考になれば幸いです☆

最後まで読んで頂きありがとうございました!


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