冬キャンプシーズンも間もなくとなりましたね。
キャンプで使うのは主に電源のいらない薪ストーブや石油ストーブ。
冬キャンプでは大活躍ですが悩みといえば上下の温度差ですよね。。
気密性の高い住宅では対流式でも部屋全体が温かくなりますが、
キャンプとなると暖房効率はかなり落ちてしまいます、、
そんな対策としてバッテリー式のポータブルファンやサーキュレーターもありますが、
オシャレにエコにいきたいなら
Caframo(カフラモ)社のEcofan(エコファン)がオススメ!
「冬キャンプはしません!」という方でも家で石油ストーブがあるなら是非使ってもらいたいです!
キャンプでも家でも6年以上使ってきましたが未だ現役で大活躍ですよ!
テント内での火器の使用はNGとしているメーカーがほとんどです。
ストーブの使用に関してはすべて自己責任です。
カフラモ エコファンって?
エコファンはカナダのCaframo(カフラモ)社の薪ストーブ用ファンです。
ストーブ上に置いたファンにより温められた空気を効率よく循環してくれます。
カフラモ社はエコファンが有名ですがそれ以外にもいくつかの商品ブランドで構成されている会社です。
- ストーブファン Ecofan
- マリン&RV製品 SEEKR
- ヒーター&扇風機 COMFORT SOLUTIONS
- キャンドルLEDライト JOI
キャンドルLEDライトは面白いですね!
電源不要で羽が回る!?
エコファン最大の特徴として、羽を回すのに電池やコンセントによる電源が一切いらないという事。
ところが、羽を回すモーターは備わっています。
ゼーベック効果とは?
物体の温度差が電圧に直接変換される現象。
エコファンの場合、ストーブで温められたエコファン下部の温度とエコファン上部の温度差によって電圧が発生しモーターが回ります。
エコファンの効果
Ecofanは燃料使用量を最大18%削減するだけでなく、熱を最大38%速く循環(エアーマックス)させることが証明されています!
このエコファンの不思議なデザインは、このゼーベック効果を最大限に利用する為の形だったんですね。
電池等が不要な為、キャンプ等でも重宝されています。
ラインナップ
主なラインナップは以下の通り。
本国では最新モデル「AIRDECO」も販売されていますが、日本での取り扱いはまだ少ないようです。
製品名(品番) | サイズ・重量 | 風量 | 使用温度 |
---|---|---|---|
エアーマックス(81210) | H247×W140㎜ 1093g | 297㎥/h | 85℃~345℃ |
ウルトラエアー(800JP) | H223×W140㎜ 765g | 212㎥/h | 100℃~345℃ |
ベルエア―(806JP) | H150×W160㎜ 930g | 238㎥/h | 75℃~200℃ |
最新モデルもいいですが、個人的にはウルトラエアーやエアーマックスのデザインがやっぱり好きです!
・エアーマックス(シリーズ最大パワーモデル)
・ウルトラエアー(スタンダードサイズモデル)
・ベルエアー(発電モジュールが2つ付いた低温ストーブ用モデル)
天板があまり熱くならない仕様の薪ストーブやソープストーン、ペレットストーブ上での使用に適しています。
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エコファン詳細(エアーマックス)
エコファンの細部を見ていきます。
僕が使用しているのはエアーマックスの初期型です。
もう6年は使っています。
初期型はモーターのマウントステーが現行品と異なります。
サイズはウルトラエアーより若干大きいだけでほぼ同じです。
使っている人のほとんどがこの2種類だと思います。
エアーマックスは高さが約25㎝。
重量は約1㎏。
頭でっかちに見えますが、ずっしりとしていて意外と安定感のあるボディです。
ボディはアルミ製です。
頭部にはEcofanのロゴ、特許ナンバー、CE安全基準マーク、Made in Canada、の表示があります。
持ち上げ用のハンドルは金属製。
クーリングフィンと本体ベースの間に熱電モジュールが組み込まれています。
エコファン 使い方
ストーブの上に置くだけ!
エコファンの使い方と言ってもストーブの上に置くだけです。
ただし以下の事に気を付けましょう。
動作温度がそれぞれ決まっています。
- エアーマックス (85℃~345℃)
- ウルトラエアー (100℃~345℃)
- ベルエア― (75℃~200℃)低温度用
この動作温度を超えるとファンが故障してしまう原因になります。
ストーブによりもちろん違いはありますが石油ストーブの天板温度はおおよそ200~300℃前後だそうです、
よほどの高火力にしない限りは温度管理はそれほど気にしなくてもよいでしょう。
薪ストーブは燃焼の状況によっては動作温度を超える可能性も十分ありますのでストーブ用温度計を準備しておくと安心です。
エコファン下部と頭部の温度差が大きい方が効率よく回ります。
前述したゼーベック効果により回るエコファン。
ストーブのどこに置いても回ることは回りますが、
エコファン下部と頭部の温度差がある方が高効率なので、
ストーブの真ん中ではなく落ちない程度に脇か後ろの方に置くのがベスト。
こうすることで頭部のフィン部に後ろからの低い温度の空気を取り込みやすくなります。
薪ストーブも同じですが特に煙突の前は避けた方がよいです。
最適な薪ストーブでの設置場所がコチラです↓
(ファイヤーサイド(株)より)
エコファン ココがいい!ココは注意!
ココがいい!
1.電源がいらない
何といっても電源が不要で動き出すのが面白いですよね!
現在はポータブル電源もかなり普及してきましたが、コードもバッテリーもいらないecofanはやはりスマートです。
家でも外でも薪ストーブや石油ストーブで大活躍。
つい、動き出す瞬間をジーと見てしまいます(笑)
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2.シンプルな構造
作りがシンプルな為、消耗品のモーターさえ交換すれば、故障も少なく長~く使えます。
僕のエコファンも2016年から使っていますが、3年目くらいで羽の回りが悪くなり、モーターを交換しましたが今でも元気に回っています!
ブレード等のパーツも購入出来るので、安心です。
現行品は下記のモーターをそのまま取付けでOKですが、
初期型のエコファンはモーターに付属の取付ステーを外す必要があるので注意です。
3.エコ&オシャレ
エコファンを使用する事により空気の循環だけではなく薪や灯油等の燃料の節約にもなります!
エアーマックスは燃料使用量を最大18%削減、
熱を最大38%速く循環させることが出来ます!
燃料の消費を抑え、ストーブの暖房効率もUP!
回っている姿も見ていて楽しいし、オシャレですよね!
4.とっても静か
動作音はほぼありません、耳を澄ませばわずかにブレードが風を切る音がする程度です。
薪が燃える音もキャンプ場の静かな夜も全く邪魔をせず、静かに仕事をしてくれます!
エコファン ここは注意!
1.ペット・小さい子供には気を付けて!
羽はむき出しで回転し、本体も高温になります。
このガードの無い羽、「え?コレ大丈夫?」と思いますよね。
僕もそうでした。
これに関してはメーカーでは
「指等に当たっても安全なブレードと回転速度で設計されておりガードは不要」
との事です。
このブレードはCE安全基準(EUの安全基準)にも適合しています。
僕も何回か回ってるブレードに触ってしまった事がありますが、指が切れたりすることはありませんでした。
※全く痛くないわけではありませんが。
とはいえ、本体はストーブ同様に高温になりますし、回っているブレードに物をぶつけて落としてしまったことも何回かあります。
小さいお子さん、ペットのいる家庭ではやはりストーブガードがあると安心ですね。
僕の手では大丈夫でしたが、子供の手や、顔など
ぶつかる場所によっては怪我をする可能性も0ではありませんので注意しましょう。
2.持ち運びが不便
ecofanは専用ケースが付属していません。
家の薪ストーブでの使用を想定している為、そもそも持ち運ぶ事はあまり考えられていないのだと思います。
ブレードはむき出しで、落としたり、力が加わると簡単に曲がってしまいます。
多少は曲がっても手で戻すことはできます
僕はキャンプに持っていく時は、シェルコンに入れた無印良品のバスケットの中に
ガタガタ暴れないように他の道具と一緒に入れています。
とにかくブレードに力がかからない収納方法が必要です。
3.結構高い
お値段は15000円前後と結構お高めです。
また、ストーブ専用ですので、夏場のサーキューレーターとしてはもちろん使えません。
ですがモーター以外は故障するパーツもほぼ無いので長ーく使えます。
現在は安価なコピー商品が数多く出回っていますが
メーカー不明の模倣品よりもやはりカフラモの本物をオススメします。
「良いものを長く使う」のが一番ですよね。
4.風量は控えめ
バッテリー式や家庭用の100Vサーキューレーターと比べると当然ですが、
風量は少なめです。
首を振ったり、遠い所まで風が届くような製品ではありませんので、
このような製品の代替品と考えている方は注意してください。
エコファンは風量は穏やかですが確実に空気の循環は変わりますよ!
まとめ
カフラモ エコファン
いかかでしたか?
機能良し、デザイン良し、エコで燃料消費も抑えられて僕もかなりオススメの商品です!
何よりあの静かに回っている姿、大好きです。
家でもキャンプでももう手放せないアイテムとなっています。
ストーブ用サーキュレーターを考えている方は是非エコファンも候補に入れてみてください!
最後までありがとうございました!
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